第1回北陸ボードゲームフリーマーケット、お陰様でたくさんの人(500名以上)にご参加頂き、大盛況の中、無事に終えることができました。県内・県外のスタッフの皆様、当日・前日などにお手伝い頂いた皆様、出展者の皆様、スポンサーの皆様、そして何より、参加してくださった全ての皆様に心より感謝致します。
ありがたい事に、当日のレポートが既にいろんな方々からブログ記事などで掲載されていますが、公式としてのレポートを残させて頂きたいと思います。各文章は、基本的に各担当サブリーダーの方にお願いして書いて頂きました。
■前日設営
(文:じゅんいち)
当日の朝からの設営では間に合わないのは明白だった為、シピィさんの許可を得て、前日の朝9時より有志で設営を行いました。
集まれるのは8-9人ぐらい…? と思いきや、なんと県外からの応援含めて15名を超える人手が! 名古屋からいぬあきさん、さとうさん、滋賀からちはやさん、福井からかさしまさん、をーくぼさん、にくこみんさん、等…。ああ、これでパッとやって終われる!と思ったのもつかの間、いきなりのトラブル発生! なんと、シピィさんにお願いしていたテーブルと机が、明らかに足りない…!?(1/3ぐらいしかないw) そういう最悪のケースもあるだろうとは思っていたので次善の策も考えてはあったのですが、いちおうシピィ担当者さんに連絡を入れ、担当者さんの到着を待ちます。ここで1時間ぐらい、ロス・・・たくさん集まって頂いたのに手持ち無沙汰にしてしまい、申し訳ありませんでした…(汗)
冷や汗をかきながら待っているうちにシピィ担当者さんが到着し、てきぱきと「別の場所の机や椅子」のありかを教えてくださいまして、そこからはサクサクと進んでいきました。最終的には必要数以上の机や椅子が集まり、本当にほっとしました…。
スポンサーの皆様のお陰で借りれることになった追加の椅子や机も別途到着し、いい感じの会場が出来上がっていきます。看板代わりにしようと思っていた展示パネルが、単一では自立しない(ふらふらして危険)というトラブルもありましたが、L字形にすることで解決! 床にマーキング用のながーいテープを張る所では、みんなで1m間隔ぐらいでテープを持ってズラリと並び、えのきさんが持ち前の軽妙なトークで「はい!みんな!せーの、で手を離してくださいねー!いいですかー!」などとみんなを誘導し、ちょっとしたゲームのようw 受付担当のチームが夜なべして作ったという素晴らしい入場口の看板も完成した頃には、時計は正午を指しており、この後の「前日ゲーム会」を担当するえのきさんと数名のスタッフがそちらへ向かってくれました。残った人は、みんなでシピィ1Fのフードコートでお昼ご飯。腹が減っていた気がしたので「親子丼+うどん」セットを頼んだのですが、緊張していたのか半分しか食べられませんでした。笑
皆さんのご協力で素晴らしい会場が出来上がり、まずは一安心です。前日設営にご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
■前日ゲーム会
(文:えのきさん)
せっかく遠方からブース出展の方が来てもらえるのに、当日だけだと、多分話すヒマも無いに違いない。一緒に遊んで交流を深めたいし、当日に販売するゲームを事前に遊べば、スタッフ達も当日に試遊しなくても買いやすくなるよね!という思いから前日ゲーム会を提案!
なんとなく、朝からだとみんな移動してくるから無理だろうし、お昼位からはじめて、夕方位まで遊んで、みんなでご飯行けばいいかなー、という感じで会場探し。
じゅんいちさんのアドバイスを元に、丁度いいところを見つける。さっそく「午後」の1コマを予約。
当日は、遠方から沢山の方に来ていただきました!福井メンバーも合わせると20名以上の方が。最大で4卓立つほどの盛り上がり!
当日の体験コーナーを担当していただけるまえだ部長は、体験コーナーで遊ぶゲーム以外にも、「頼まれたから」と、全世界で一億万個販売予定の同人ゲームを持ってきたので受付しながらテストプレイ!面白い!まえだ部長のへっぽこぶりを堪能!秋ゲムマが楽しみです!
ブース出展者であるHemz factoryシゲさんや、Product Arts坂上さんも、出展ゲームをその日広げていただき、みんなで遊んでいました!そのおかげもあってか、当日も注目されていたようです!
前日早朝の設営からお手伝いしていただいている758ボードゲーム会のいぬあきさんがいきなり僕のゲーム「だんごー!ダンジョン!」のダメ出しをし出し、不意をつかれて泣きそうなところ、PA坂上さんがだったら一度プレイしましょう!と言っていただき、急遽だんごーのプレイ。ゲーム中はいぬあきさんの「これだからダメ!」という怒涛のダメ出しと「これはこれで可能性がある」という坂上さんの怒涛のフォローの中、ほぼ白目でインストしていました。まさかの出来事でしたが、前日ゲーム会やって、個人的によかったわー...(自分ゴトですいません)
その他沢山の方が色んなゲームを楽しんでいましたが、ボドゲに国境は...いや県境は無い!と思えた前日ゲーム会でした!
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
※湖北ボードゲームの会、水無代ちはやさんより、おみやげいただきましたー!
※ 758ボードゲーム会、いぬあきさんよりおみやげいただきましたー!
※ゲームNOWA、かぶけんさんからお土産いただきましたー!(冒頭の写真)
■前日懇親会
(文:えのきさん)
前日ゲーム会を終え、一行は場所移動!
せっかく福井に来てもらったんだったら、焼き鳥の名門「秋吉」に行かなくて、一体なに吉に行くの!?って事で、秋吉へ。
総勢25名が秋吉集結!
山のように頼んで、県外の方に、焼き鳥とはなんたるか、純鶏とはなんたるか、僕はシロが好き、リアル5本のキュウリはこれだ!ということを叩き込みました!!
初めましての方々も、一緒に酒を飲み、焼き鳥を食べることで一気に打ち解け、普段聞けない裏話や、製作秘話、自作のイロハ、どの店員さんがかわいいかなど、色々な話題で盛り上がっていました。
そして気づけばあっという間の5時間!閉店までお邪魔し、翌日のボドゲフリマの成功を祈り、解散しました!
■親子でかんたんボードゲーム体験
(文:榎本さん)
「面白かった!来て良かった!」
イベント終了の拍手が響く中、同じテーブルで一緒に遊んでいた小学二年生の男の子が、少し恥ずかしそうに笑いながら言ってくれました。
親子体験コーナーはスタッフ6人で臨みました。
当初は人員不足に頭を悩まされましたが、心強い助っ人が。
子どもゲーム会を数多く主催し、(カラオケでまず最初に歌うのは鳥羽一郎の「兄弟船」と決めている)百戦錬磨の前田部長。
「もんじろう」や「漢コレ!」の作者で、小学校などで出張ゲーム会など開き、やはり経験豊富な居椿さん。
このお二人がお手伝いして下さる事になり100人力となりました。
10時に開場し、最初はお客さんもパラパラ。
ご家族連れもあまりいませんでした。前田部長と、
「お客さんの取り合いになったら面白いね、こっちの卓、いいゲームありますよ~ピチピチが揃ってますよ~!」
『いやいや、こっちの卓はもっと楽しいですよ、どうですか?社長!ね!おぼっちゃん、ちょっとだけでも!』
なんて言いながら、テーブルをガラーンと開けていても仕方ないので、私と、居椿さん、前田さん、フリーのお客さんでゲームをし、盛り上がりました。一組目は、ちょっと年齢が高めの親子卓でした。
程なくして、真の一組目の家族がお越しになり、その後はあれよあれよと言う間に席は埋まっていきました。
そして親子体験卓は、その後、最後まで、ほぼ途切れることなくフル稼働。
時間割、担当を決めていたものの、まさに「ちゃがちゃが」になっていきました。
テーブルは3つ用意しました。
どの年代が来ても対応出来るように、
A卓:年少さん~小学校2年生位
B卓:小学校3~4年生位
C卓:小学校高学年
と大雑把に分けて、1卓6席、3家族まで同時に出来るように、と考えていました。
でも実際は、おばあちゃんとお母さんとお子さん3人、とか、お父さんお母さんお子さん2人など「一家」で来られるご家族も多く、「他のご家族と一緒に楽しむ」と言うより、まさに「家族で楽しむゲーム会」と言う感じでした。
しかも、あっという間のちゃがちゃが状態に、もう年齢設定なんてありませんでした。
そこには、初めてのボードゲームを楽しむご家族と、お客さんと共に楽しむ親子体験スタッフ達がいました。
面白かったのが、お父さん、お母さん、お姉ちゃん、妹さんの4人家族とミッドナイトパーティー(お化けとプレイヤーの鬼ごっこ的なゲーム)をやった時、
最初、お父さんは「え、ナニ?俺もやるの?コレを?勘弁してよ~」みたいな雰囲気でしたが、1ゲーム終了時にはすっかりハマッてしまい、2ゲーム目は、(お化けから逃れる為)部屋に入れるのに、「俺は敢えて逃げんぞ」と部屋をスルーしてました。
逃げ込んでしまうとお父さんはそこでゲーム終了だったので、少しでもお子さん達と楽しみたかったんだと思います。
最後には、奥さんに「ちょっと・・・お母さん、コレ、箱の写真撮っといて・・・」と言ってました。帰宅してポチっていると嬉しいですね。
もちろん、一つの卓で複数のご家族同士が楽しむ姿もありました。
カップルのお二人と、3人家族のテーブル。
別のテーブルでは3組の家族がワイワイと。
さっきまで見ず知らずだった人達が、縁あって一つのゲームを夢中で楽しんでいる。
実に嬉しく、微笑ましい光景でした。
お子さん達の反応もすごく良く、一つのゲームが終わったら「次はナニ?どんなのやるの?」と嬉しいお言葉。
付き添いのおばあちゃんが「まだ~?お腹すいたよー」と言っているのは、面白かったです。(おばあちゃんごめんなさい!)
親子体験卓は、会場のど真ん中に設置されていました。
フリマ目当ての人たち、ボドゲ初心者のカップル、いろんな方達が親子体験卓を見ていました。
サイコロのお化けマークに「ワー!」
バランスを崩して倒れてしまうスティックやピエロのタワーに「キャ-!」
そんな楽しそうなお子さん達を、周りの大人たちも楽しそうに見ていました。
場内アナウンスが流れました。
「16時になりました!ボドゲフリマ終了です!」の声に私は本気で、
「あ~フリマの方は終りなんだー、じゃぁ親子体験卓もあと1時間くらいだなー」と思っていました。
ボドゲフリマ全部のイベントが終了だったのですが、まだまだやりたい!と言う気持ちが一杯過ぎて、勘違いしていました。
その時に、一緒に遊んでいた子に「今日はどうだった?」と聞いた所、冒頭の嬉しい一言が帰ってきました。
ヘトヘトでしたが、「やってよかったー」と思えた瞬間でした。
また、どこかでこんな機会があったらいいなぁと切に願っています。
当日お越し頂いた皆様、スタッフの皆さん、前田さん、居椿さん、本当にありがとうございました。
■木のオリジナルさいころ作り体験
(文:原さん)
サイコロ体験を振り返って。
じゅんいちさんの子どもたちとサイコロ作りしたいねという話から始まったサイコロ体験は、果たして子どもたちは来てくれるのだろうか?楽しんでもらえるのだろうか?と、ちょっと不安が自分はありました。
ですが、始まると自分の不安はどっかに吹っ飛んじゃいました!
一人目のお客様が楽しんでいたからです。それも、子どもさんじゃなくて、お婆ちゃんでした。一生懸命作ってるんですよね。作りながら、シピィに来ているご家族に電話しながら「おいで〜」と誘ってるんです!
その後は、子供たちも沢山来て、目を輝かせながら一生懸命、紙やすりでサイコロを削ったり、悩みながらも絵を描いたりしてました。
子供たち以外にも、大人の方も沢山来てくださり、夢中になって削ってました。そう、子供たちと大人の方ではこだわる箇所が違ったのも面白かったです。子供たちは、絵の方にこだわるのですが、大人は如何に角を丸くするかにこだわる人が多く、ひたすら紙やすりで削ってる感じでした(笑)
今回のサイコロ体験は、サイコロを作った後は、みんなで作ったサイコロを使って物語を作ろうというテーマがあって、みんなでワイワイ楽しくお話を作るのも良かったです。
本当に最初はどうなるかと不安でしたが、子供たちだけじゃなく、老若男女が楽しんでくれたサイコロ体験になり、スタッフとして幸せな時間でした。
■大人のボードゲーム体験卓
(文:よしなりさん)
ボードゲームフリーマケットの開催。
一年前に越前市での開催があった時に感じたことは、「そうか、フリマなら来やすいのか」ということでした。安く色んなボードゲームが買えるならと、ボドゲ会では見ないような層の方々が来られた事が非常に嬉しかったです。ならば今度のフリマでは、訪れたボドゲ会参加予備軍をなんとかボドゲ会に気軽に来てもらえるように、ボードゲームの体験会をやりたい、そんな意気込みで体験会の担当をかってでました。
イベントの規模がどんどん大きくなっていく中、実際に体験卓に来てくれる人はどれだけいるのか不安の中、北陸ボドゲフリマイベントは開催いたしました。最初はパラパラと訪れる方々の中に年配の方が多く見られることにまずはびっくりしました。並べられた体験用のボードゲームを見ている70代ぐらいの方に声をかけると、「囲碁、将棋はやるけどこんなん始めて見た」と。どんなゲームを勧めるかなと考えながら、何かやってみませんか?と、問いかけると、頭使うゲームがやりたいというので、『宝石の煌き』を勧めました。インストは磯部さんにお任せしたのですが、楽しそうにプレイされていて、先入観で勧めず良かったなと思いました。お話を聞く中で、カタンはやったことあるんだけどという方が多く、ヴィラヴァレティや髑髏と薔薇、ドメモ等を進めて、どこで買えるんですか?という声を多く頂き、ボドゲの楽しさを伝える事ができました。女性グループやカップル、子ども達等、も沢山来て頂き、まさに老若男女が楽しめるイベントになり、ボードゲームの楽しさを感じて頂ける会になりました。体験卓と謳った事で、初心者の方も参加しやすかったのかなという印象と、メジャータイトルをやってみたいと言う声が多かった事は次回の開催に引き継いで行きたいと思います。また、当初の目算が甘く、また来られた方の希望に合わせた結果、卓が埋まってしまって、やりたそうな人にやって頂けなかった事が残念でした。最後に、スタッフとして動いて頂いた、ジャージさん、ひかりんさん、とっちーさん、磯部さん、エスガーデン店長さん、カシュカシュオーナーさん、カシュカシュサカイさん、ありがとうございました。また、急遽インストのお手伝いを頂いた坊さん、CLY、ありがとうございました。そして、その他沢山の方々のご協力の頂きましたこと、感謝
申し上げます。ありがとうございました。
■ブラインドオークション
(文:えのきさん)
当日の午前中から来てるお客様にも、買い物を楽しんでほしい。どうせなら、フリマとは違う楽しみ方で!
だけど、普通のオークションみたいに、一定時刻に全員を拘束してしまうものは、今回のイベントに向いてない!ってところから、ブラインドオークションを企画しました!
フリマブース出展者に協力を願い、6つのゲームを出品頂きました!
10:00開場から2時間投票時間を設け、その間に好きな時間に来てもらって落札希望金額を投票用紙に書いて、投函してもらうスタイルに。
結局のべ50名以上の方に参加頂き、開票してビックリ!どれもこれも本気で狙ってる方がいて、予想以上の金額になっていました!
参加者も出品者も、皆さん満足されたイベントになったようで、企画冥利につきました!
ありがとうございましたー!
■はじめての人狼
(文:よしなりさん)
北陸ボドゲフリマ開催に向けて盛り上がる中、近頃話題の人狼もくっつけて集客できないかと誰かが言った。それはいい!!夜な夜なS-Gardenに集まる女子も沢山来るんじゃないかな!女の子とおばけキャッチがやりたい!やろう!やろう!じゃ、担当ね。Σ(゚д゚;)で決まった人狼担当。
まぁ、GMいるし、S-Gardenじゃないルールで人狼やって、人狼ゲーム購入から、ボドゲに入って来ればいいや!ぐらいの下心満載で始まった企画。なんと素敵な専用名札まで作って頂き、しかも当日はS-Garden製作の「華人狼」のカードを使うというイベント感満載の豪華仕様。
思った以上に初参加が多く、半分以上が初体験!小学生からお年寄りまでのゆるふわな人狼になりました。初日吊られた人が心配でしたが、笑顔で遺言になりほっとしてます。ギャラリーも多かったので、魅せる工夫もあるとよかったかもしれません。GMを担当して頂いた、坪田さん、佐々木さんありがとうございました!リア充カップル三人組の男三人が人狼側でストレート勝ちしてたのは、世のお父さんたちにはきつかったかもしれません。娘がいなくて本当によかった!
■フリーマーケットコーナー
(文:しまさきさん)
元々は、フリマの企画に各種イベントを入れることで始まった、「北陸ボードゲームフリーマーケット」。メンバーのちょっとした一言から始まり、夢が膨らむ企画を取りまとめ、それぞれの力を結集するイベントとなった。関係者に感謝の意を表しつつ、フリーマーケットについて、その内容をご紹介したい。
今回出展されたフリーマーケットブース数は15店舗。
北陸を中心に、近畿、東海、遠くは広島から出店のご参加をいただいた。
成果としては、色々な反省点を踏まえつつも、まずまずの成果だったのではないかと思う。以下に、経緯と当日の流れをご紹介したい。
フリマの経緯としては、第一回目に鯖江市のjig.jpさんの事務所で行った40㎡から始まり、越前市の公民館の会議室で行った第二回目で、今回のショッピングセンター2Fホール(400㎡)で、今回は大幅なステップアップとなる。
初期企画段階で、車での搬送・持ち帰りを想定し、豊富な駐車場が使え、なおかつ高額な使用料がかからない場所を候補地として、地元密着型のショッピングセンター シピイが浮上した。何度かの、説明と交渉の末に7/27と場所を確定させてイベント企画が加速した。
企画初期では、今回のようなホールを借りることを想定せず、ショッピングセンター2Fのオープンスペースで行う予定だった。振り返ってみると、今回の動員規模では、オープンスペースでは明らかにキャパオーバーとなり、近隣店舗からのクレームは避けられなかっただろう。また、ホールを貸し切ることにより、フリマとボードゲームのイベントであることを、明確に来場者に訴求できたのではないかと思う。
◎当日の流れ
フリーマーケットは13時からの開催だが、前日午前からの設営と、当日早朝からの準備を経て13時のフリマ本番まで当日は気が抜けない状態であった。
スタッフは当日8時に現地入りし会場設営準備、9時よりは出展者を迎え誘導しつつ会場の準備。
10時のイベント開場とともに、全体の客入りを確認する巡回と、あとから搬入の出展者の案内であわただしくなる。開店直後こそ、客の入りはまばらだったが11時前後には、フリマブースの前にボードゲーム確認の20-30名程度の人だかりができていた。
事前に打ち合わせのあった人気2ブースは警備要チェックだったが、どうやら想定以上かもしれない。
待機列が会場内でまとまるか、また他のブースを侵食しないかが懸念材料となり、急きょ待機列形成の一本化と店前での客の振り分けと出口確保を実施した。
これは結果的に会場時の、押し合い・列の不明瞭による喧嘩などの混乱は避けられたのでよかったのだが、購入振り分けが片方に集中気味になるという弊害も起こしてしまった。その場の対応で、空いているもう一店のブース確定であれば、優先して案内しその旨を待機列の方に了承することで、そのあと列を分化することができた。
もう一店の人気店については、引き続き長い列ができている状態で購入者が考える時間が、列の長さにつながってしまった。今思えば、個数制限がない店だったので、レジを2つに増設がよかったのかもしれない。
ただ当時は、方法を変えることでレジ前・店舗が混乱することを恐れこの時は実施できないでいた。終わってからいろんな反省点が浮上したが、「買う時は一人一人で質問などし易く、とても買いやすかった」「机の前に人だかりができるより、列があって整然としていたのが良かった」というご意見をネットなどで拝見し、まずはほっとしている。ご不便をおかけした皆様には改めてお詫び申し上げたい。
まとめ
・会場のキャパは余裕をもって。出展者が見えた段階で、ある程度の数は予測できる。
・事前の準備は、しっかり内容をシミュレーションして複数スタッフで確認しながら行う。
・当日の状況に合わせて、混乱の少ない方法に変える事も大事・だが、その際は変更を関係者に伝えわかりやすいルールとすること。
・お客、出展者とのコミュニケーションも大事。得られた情報で必要な情報を、現場責任者に伝えることも必要。
・現場責任者はとにかく気を回すことと、不安材料は話をして対策を決める事。
■各出展者様について
(文:じゅんいち)
各出展者様について少しお話させてください。今回のイベントを開催するにあたり、まず最初にお声をかけたのが、越前市ボードゲーム普及の会のはとさん、金沢盤遊倶楽部のyskさんでした。このお二人には以前の第二回福井ボドゲフリマの時にもお世話になっており、毎回ものすごい量の出品をして頂いていたからです。お二人に快諾を頂いたことで、安心してイベントの開催を決定することができました。また同時に、twitterでそれとなくイベント開催の空気を匂わせていた頃、まだ開催決定もしていない段階から「開催するなら参加します!」と声をかけてくださったのが、「Birth」「彼女のカレラRSトリックテイキングゲーム」のProductArtsさんと、「エルタイルズ」や「かに将棋」のゲームNOWAさんでした。開催が不透明な段階からご支持を頂き、ありがとうございました。
これで勇気付けられ、イベントに弾みが付いたのですが、もう1点、できれば実現したいと思っていた夢があります。それは、ボードゲーム専門店が無い福井に、ショップさんを呼ぶことです。とはいうものの、集客がまったく読めない、片田舎福井での開催イベントに、果たしてショップさんが来てくださるのだろうか…と思いつつ、ダメもとで、名古屋の有名ボードゲーム専門店「ゲームストア・バネスト」さんに打診のメールを送ってみました。するとなんと、ボードゲーム普及のためなら、と快諾を頂くことができたのです。さらにその後、出展者募集を開始すると、広島から「プレイスペース広島」さんにお申し込みを頂くこともできました。バネストさん、PS広島さん、遠方よりご足労頂きありがとうございました。
そこから出展者様募集を開始したところ、ほぼあっという間にブースが埋まってしまい、うれしい悲鳴状態でした。湖北ボードゲーム会withこっち屋さん、タンサンファブリークさん、みさき工房さん、Hemz Factoryさん、ChickenDiceGamesさん、MoBGAMESと宮野華也さん、とり助さん、imagine GAMESさん、皆様本当にありがとうございました。
こうして、当初まったく想像していなかった豪華出展者様が勢ぞろいし、公式サイトに情報を掲載しながらスタッフで話し合ったこと・・・それは、「こんな豪華な出展者なのに、自分たちはスタッフをしていて買いにいけないのが口惜しい(笑)」ということでした。まぁ、なんだかんだで皆さん合間を見て買いにいっていたようですけども。(^o^)
写真:越前市ボードゲームの会さん
写真:金沢盤遊倶楽部さん
写真:ゲームストアバネストさん
写真:プレイスペース広島さん
写真:オリジナルゲーム販売・試遊ブース
※今回、一部ブース前で試遊を提供して頂いたのですが、いずれの席もいつも満席状態でした。
写真:オリジナルゲーム販売ブース
写真:湖北ボードゲーム会withこっち屋さん
写真:ProductArtsさん
写真:ゲームNOWAさん
写真:タンサンファブリークさん
写真:みさき工房さん
写真:Hemz Factoryさん
写真:ChickenDiceGamesさん、MoBGAMESと宮野華也さん
写真:とり助さん、imagine GAMESさん
※とり助さんは時間の都合でお帰りになった後でした…すいません。
本当に大盛況と言って良いお客さんの数で、主催者としても本当にほっとしました。
■受付
(文:松さん)
みんなとは出遅れ、一ヶ月間での準備でした。
「受付」という、みんなが素通りしていく空間で、
どうやったら、皆さんの心に残るものが出来るのか?
何が出来るのか?目立つためには?の自問自答の日々でした。
行き着いたところは、やれることをやろう。
たまには真面目にやろう!
「そうだ!看板をつくろう!!」でした。
普通は誘導するだけの地味な看板。
注意書きだけの無機質な看板。
これをなんとか、「おぉ!やる気だな!?」
と(見かけだけでも)思わせるべく、木村さんと加藤さんと力を合わせて、
くそ熱い中、アイス1つとペット1本で馬車馬のように働いてもらいました。
見たこともないよくわからない虫との格闘の中、なんとか出来上がりました。出来は上々!!
おかげでビシバシ写真に撮れれてたみたいですwww
また当初の当日人数も3人と言う過酷条件…
ロビン!さん、河童さん、坂井さん、青木さんにヘルプを出し、出世払いという名の
タダ働きで、これまた馬車馬のように働いてもらいました。
(ロビン!さんと河童さんはさいころ作りへ派遣)
ありがとうございます!
みんなの心を一つにして挑んだ北陸ボドゲフリマ
なれない販売ブースでちょっぴり戸惑いはあったけど
なんとか無事終えることが出来ました。
販売ついでに、ちゃがゲーのゲーム紹介とセールス(トークのみ)
をした時、暇だったから来たけど、来てよかったわ。
もっとハヨ来ればよかったwと言われた時は嬉しかった。
なんでちゃがゲーの他のゲームは売ってないのと言われた時は
「もっと早く告白してよ。もう彼氏出来ちゃったじゃない!」って
言われたぐらい、ほろ苦い初恋の味がした。
僕たちの暑くて長いんだか短いんだかわからない夏は終わった。
完全燃焼。。。きっとこの時に使うのだなぁと、
その日の夜、星を見て思ったのは嫁には内緒である。
参加してくださった皆さん。
お手伝いに来てくださった皆さん。
遊びに来てくださった皆さん。
興味を持ってくださった皆さま全ての方に感謝。
あと最後に、家の事を一手に引き受け、当日も当たり前のように手伝いサポートしてくれた妻。
本当に本当にありがとうございました。
また今度、川口リーダーが「ボドゲ1個売りたいんだけど…」と言い出す、その時に、またお会いしましょう!
■当日打ち上げ
(文:えのきさん)
16:00に無事終了したボドゲフリマ。その後すぐに撤収して、同じシピィの中のカメダ珈琲に場所を移し、関係各者で軽く打ち上げ!
自分は撤収の最後まで残っていて、他のメンバーより1時間ほど遅れて到着したのに、みんな飲み物も飲まず待っててくれてました!!な、なんて優しい人たち!!(T_T)
で、さっそく挨拶からの乾杯!
同じイベントを乗り越えたメンバーはまるで昔からの知り合いのように仲良しになってました!
急な思いつきから始まった今回のボドゲフリマ、気がつけば、自分たちの誰もが想像してないほどのビッグイベントに成長し、県外からは沢山の出展者、お客様に恵まれ、本当に嬉しく思います!
1年に1度のペースででも、またやりたいと思いました!
北陸のボドゲ熱は確実にヒートアップしてる!と、確信が持てた2日間でした!
本当にありがとうございました!
また、北陸ボドゲフリマで、お会いしましょー!!(≧∇≦)
■スポンサー様
(文:えのきさん)
沢山のスポンサー協力金をいただき、無事イベントを運営出来ました!
更には、アークライトさんからカタログを、メビウスゲームズさんからうちわをいただきました!
スポンサーにご協力いただけた皆さん、本当にありがとうございました!
■まとめ
(文:じゅんいち)
振り返れば、元々はちゃがちゃがゲームズリーダー、かわぐちさんの、「台湾で買ってきた日本語訳がついていない“ファジー・タイガー”をフリマで売りたい」から始まったこのイベントも、あれよあれよという間に内容が膨れ上がってゆき、石川・富山・滋賀のボードゲーマーの皆様のご協力を仰いで「福井」から「北陸ボドゲフリマ」へと拡大し、気づけばスタッフ総勢30名近い大イベントになっていました。
「ボードゲームファンと、ボードゲーム初めての人、両方に楽しんでもらえるようなものにする」という、一見無理があるような目標を掲げ、スタッフ一同取り組んで参りましたが、企画を進めるにつれて、この目標には大きな軋轢が生じました。「一体全体じゅんいち氏は、ファンに向けてこのイベントをやりたいのか、ボドゲ初めての人に向けてこのイベントをやりたいのか、どっちなんだ」と、スタッフから何度聞かれたかわかりません。自分は常に「両方だ」と答えてはいましたが、中古販売ひとつとっても、効率よくしようとすれば初心者に辛くなり、初心者への配慮を増やせばファンの方々が不満に思うようなやり方になる、というような選択が何度も訪れました。
最終的には、スタッフのみんなから頂いた意見を元に取捨選択を行いましたが、中には個々のスタッフの想いと異なる選択を行い、意気消沈させてしまったこともあったと思います。それでも最後までイベントを支え続け、それぞれのアイデアで各ブースを盛り上げてくれたスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。私のたくさんの至らない部分を、非常に優秀なスタッフたちがサポートしてくれたお陰で、今回のイベントは何事もなく無事に終えることができました。
イベントが終わってからも、イベント中のあるシーンが、印象的に思い出されます。
「親子でかんたんボードゲーム体験」コーナーで、お父さんお母さんとそのお子さん達が、「この窓どの窓」や「おばけキャッチ」をとても楽しそうに遊んでいたのですが、そのテーブルから少し離れたところから、「メビウスゲームズ」の能勢さんとメビウスママさんのお二人が、とてもうれしそうに眺めてらっしゃったのです。
ふと気が付くと、親子体験コーナーの周囲には、目を輝かせて遊ぶ子供たちを足を止めて嬉しそうに眺める、通りすがりの「ボードゲーマー」達の姿がちらほらと見えることに気が付きました。「子供って、はじめての子でも、ボードゲームをこんなに楽しそうに遊ぶんだな」と、遊んでいる子供たち以上に嬉しそうなその笑顔を見て、「あぁ、ひょっとして、ボードゲームファンとボードゲーム初心者、両方を楽しませるイベント、求めていたのはこれだったのかも」と、その時、なんとなく、思ったのでした。
このイベントに関わってくださった全ての皆様が、勝利者、だったらうれしいなぁ。
写真:撤収完了時の会場。皆様ありがとうございました&お疲れ様でした!
■スタッフ一覧
(順不同です。記載ミス・漏れなどございましたらご連絡頂ければ幸いです)
当日スタッフ
- ちゃがちゃがゲームズ とっち~さん(大人のボードゲーム体験)
- ちゃがちゃがゲームズ 榎さん(会場管理・アナウンス・オークション)
- ちゃがちゃがゲームズ 嶋崎さん(フリマブース管理リーダー)
- 盤上遊戯祭 木村さん(受付)
- 盤上遊戯祭 高島さん(木のさいころ作り)
- 盤上遊戯祭 原さん(木のさいころ作り)
- ちゃがちゃがゲームズ 川口さん(親子のボードゲーム体験)
- ちゃがちゃがゲームズ 磯部さん(大人のボードゲーム体験)
- ちゃがちゃがゲームズ 松さん(受付リーダー)
- 盤上遊戯祭 加藤さん(受付)
- 松さん奥様(受付)
- 坂井さん(受付)
- 青木さん(受付)
- 見習いさん(オークション)
- ちゃがちゃがゲームズ 榎本さん(親子のボードゲーム体験リーダー)
- ちゃがちゃがゲームズ 吉田さん(親子のボードゲーム体験)
- い~いんてりあ 岩崎さん(親子のボードゲーム体験)
- もんじろう 居椿さん(親子のボードゲーム体験)
- 大人の子供部屋 まえだ部長さん(親子のボードゲーム体験)
- 北陸ボードゲームサークル代表 よしなりさん(大人のボードゲーム体験リーダー、はじめての人狼リーダー)
- 大門さいころ倶楽部代表 GSひかるさん(大人のボードゲーム体験)
- JOYNT富山支部代表 林道さん(大人のボードゲーム体験)
- S-Garden 店長中村さん(大人のボードゲーム体験)
- カフェ・カシュカシュ オーナー・サカイさん(大人のボードゲーム体験)
- カフェ・カシュカシュ サカイさん(大人のボードゲーム体験)
- 302inc.副代表 坪田さん(はじめての人狼)
- 佐々木さん(はじめての人狼)
- ちゃがちゃがゲームズ 南さん(フリマブース管理)
- 酒井さん(フリマブース管理)
- 河童さん(木のさいころ作り)
- ロビン!さん(木のさいころ作り)
- 名古屋ボードゲームフリーマーケット代表 アヴァンさん(フリマブース管理)
- ちゃがちゃがゲームズ じゅんいち(全体責任者・木のさいころ作りリーダー)
前日朝設営
- 758ボードゲーム会広報担当 いぬあきさん
- 越前市ボードゲームの会メンバー かさしまさん
- 越前市ボードゲームの会メンバー をーくぼさん
- 名古屋 さとうさん
- にくこみんさん
- 湖北ボードゲーム会 代表 ちはやさん
撤収
- その他大勢の有志の皆様